サーフや河口の釣りで、長靴では物足りないけどウェーダーは暑いし準備や持ち運びが面倒!そんな風にウェーダーを敬遠して、水に入ることを諦めていませんか?
特にサーフでは、長靴や普通では波打ち際ギリギリに近寄ることさえできません。波は大小があり、大きな波を躱せる位置から釣りをしようとすると、感覚的には海から10m以上は慣れた場所から釣りをすることになります。
そんな時にオススメできるのが「ヒップウェーダー」です。
ウェーダーとは
ウェーダーとは、サーフや河口での釣り、あるいはその他の水中作業時に着用する胸元あるいは腹まで覆う防水ズボンのことです。波や水の揺れを考えると、現実的には腰あたりまでの水位で試用します。
ただのウェーダーのデメリット
ヒップウェーダーではないただのウェーダーには以下のようなデメリットがあります。
- 湾内を除く海では腰まで水に浸からない(危険)
- 荷物がかさばる
- 装着・脱着とふき取りや乾燥の片付けが手間
- 暑くて下半身が蒸れる
- 浸水しやすい(ヒップウェーダーに比べて)
- 見た目が大袈裟で恥ずかしい(環境と個人差あり)
これらを解決してくれるのが「ヒップウェーダー」というわけです。
ヒップウェーダーとは
「ヒップウェーダー」とは、股下までを覆うウェーダーのことで、ウェーダーと違って左右が別体になっているのが大きな違いです。すごく長い長靴のようなイメージです。
▼こんな風に、股下までを覆います。
ヒップウェーダーのメリット
ただのウェーダーと比べて「ヒップウェーダー」にはこんなメリットがあります。
1.コンパクトに持ち運べる
「ヒップウェーダー」は商品にもよりますがウェーダーと比べるととてもコンパクトに持ち運ぶことができます。後述するおすすめのウェーダーは特にコンパクトで、実際に私が使用していますが、中くらいのスーパーの買い物袋に収まります。
これは折りたたんで入れただけですから、カバンの中などに押し込むともっとコンパクトになります。私の場合にはバイクのサイドバッグに入れており、これ以外にも荷物が入る程度には余裕があります。
2.安い
「ヒップウェーダー」は、ウェーダーに比べてサイズも小さく部品点数も少ないことから価格がおしなべて安いです。ウェーダーやヒップウェーダーはどれだけ高価なものを選んでも、長くはもちません。
3.耐久性がある・浸水しにくい
「ヒップウェーダー」は、安いことに加えて耐久性があり浸水しにくいです。
なぜなら構造的に股下までしかカバーしないために、無理に透湿性の高い素材を使う必要がないからです。透湿性の高い素材は優秀な反面、表面の小さな傷ですら浸水の原因になってしまいます。
また、股から上を覆うウェーダーではどうしても歩くときにウェーダーが伸縮し、素材に負担を与えます。構造的にも「ヒップウェーダー」の方が頑丈というわけです。
4.手軽に着脱できる
「ヒップウェーダー」は長い長靴のような構造ですから、靴を履き替える感覚で着脱することができます。
5.見た目が地味
「ヒップウェーダー」は股下を覆うだけですから、遠目に見るとズボンと区別がつきません。同系色のズボンの上から履けば、かなり近づかなくてはわからないほどです。
おすすめのヒップウェーダー
いくつかの商品がありますが、特におすすめできるのはこちらのプロックスの「ヒップウェーダー」です。
プロックス ヒップフェルトウェダーをおすすめする理由
プロックス ヒップフェルトウェダーをおすすめする理由は
1.価格
一つ目は、2018年7月時点でAmazonにて3,848円という価格です。
ウェーダーでも近い価格帯の商品はありますが、評価は良くありません。もし浸水しないとしても耐久性が低かったり、透湿性が低く蒸れてしまったりするでしょう。
少し良い長靴よりも安い程度です。
2.長靴部の短さ
二つ目はゴムの長靴部の短さです。
ヒップウェーダーの大半は防水素材の柔らかい素材で折りたたむことができますが、足元はしっかりとしたゴムの長靴状になっており、折りたたむことはできません。
プロックス ヒップフェルトウェダーは、この足元の長靴部分が短いのです。
つまり、折りたたんだ時にとてもコンパクトになるということです。また、足元が蒸れにくくなる恩恵もあります。
3.履き心地が良く歩きやすい
これは個人差があるかもしれませんが、プロックス ヒップフェルトウェダーは履き心地がすこぶる良いです。
私はヒップウェーダーを履くようになるまで長らく長靴を使っていました。しかし、長靴は様々な種類を試しましたがどれも履き心地が悪く、特に足場の悪い砂浜を歩いていると足が擦れて痛くなってしまっていました。
しかし、このプロックス ヒップフェルトウェダーの長靴部分はそれが全くないのです。長靴なのに、普通の靴を履いているような違和感のなさで、とても歩きやすいです。
4.品質が良い
最後にその価格と比べて品質が良く、Amazonのレビューなどを見ても評価が特に高いです。実際に私も割と雑な使い方(※)をしていますが、未だに浸水など問題は出ていません。
※雑な使い方とは、持ち運びでぎゅうぎゅう詰めにしたり、海水を洗い落とさずに保管したりする使い方です。
また、こんな安価なのに補修キットまで備わっており、簡単な傷なら直すことができます。コストパフォーマンスに優れた商品ということは間違いなさそうです。