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テレビ(地デジ)を見るためにはNHK受信料の支払いが必要です。
また、地域によってはテレビを視聴するためにケーブルテレビやひかりTVを契約したり、自身でアンテナを設置するなど別途費用が発生します。我が家の場合にはケーブルテレビが敷設済みの地域だったらしく、入居時に「ケーブルテレビの契約をしないと地デジが見られません」という旨の案内がありました。(もちろんこの場合でもひかりTVの加入や自身でアンテナを設置するなど別の手段も選択肢にあります)
いずれにせよ、NHK受信料+ケーブルテレビの月額で月3,000円~4,000円。年間にすれば4万円ほどの「テレビの維持費」がかかることが判明しました。我が家ではテレビをほとんどと言っていいほど見ず、とりあえず置いてある程度の置物同然の存在でした。
更に、Amazon Prime会員でFire TVも所有していたため、この機に「脱テレビ」「脱NHK」「脱ケーブルテレビ」をすることにしたというわけです。Fire TVがあれば多くのVODサービスが利用できますから、エンターテイメント方面に関しては困ることはありません。
エンターテイメントを除けばテレビの価値はニュースくらいのものですが、ニュースもネットで見られる時代です。テレビを捨てるのに障壁なんて何もなかったのです。なんとなく、漠然と、「家にはテレビがあるものだ」という固定観念に縛られていた自分がバカバカしいです。
テレビとモニターの違い
テレビとモニターはいずれも同じような「画面」ですが、その最も大きな違いは「テレビが見られるかどうか」です。更に具体的に言えば、テレビのチューナーが内蔵されているかどうかです。
ちなみにNHKはテレビという表現を用いずに「受信機」という呼び方をしています。
「受信機」とは、テレビの電波を受信できる機器を指し、更に言えばチューナーが内蔵されているかどうかが判断の分かれ目となります。だから、チューナーが内蔵されているワンセグ対応ケータイやカーナビはNHK受信料の支払いの対象となってしまうわけです。
モニターの選び方
さて、テレビとモニターの違いがわかったところで、モニターの選び方です。
残念ながらテレビと違ってモニターはPCと接続して作業に使用されることが多く、あまり大きなサイズのバリエーションが存在しません。
非常に高価なモデルや、聞いたことのないメーカーの製品を除けば、誰もが行き着く選択肢は以下の2機種になるでしょう。
ちなみに選定の基準は主に以下の5点です。
- 手頃な価格
- 有名メーカー
- リモコン付き
- スピーカー内蔵
- 豊富なHDMI出力
LG 43UN700T-B
LG 43UN700T-Bは、世界的な液晶モニターメーカーであるLG社の販売する大型モニターです。
43インチという大きさは家庭用のテレビとして必要十分で、我が家は40V型の液晶テレビから、こちらの43インチモニターに置き換えました。
LG モニター ディスプレイ 43UN700T-B 42.5インチ/4K/HDR対応/IPS非光沢/HDMI×4,DP,USB Type-C/スピーカー/…
I-O DATA EX-LD4K432DB
I-O DATA EX-LD4K432DBは日本の精密機器メーカーであるI-O DATA製の液晶モニターです。
実際に製造するのはI-O DATAではないと思いますが、PCアクセサリなどで高いシェアを誇る有名なメーカーです。
LGに比べて同じ43インチで価格も安く、更に大きな55インチや65インチという選択肢もある点が嬉しいです。
LG 43UN700T-Bを選んだ理由
さて、私は最終的にLG 43UN700T-Bを選択しました。
価格の面で言えばI-O DATAに分がありますが、やはり液晶モニターの品質に関してはLGに分があるだろうと考えました。
また、価格が高いと言っても6万円台です。
テレビを捨てれば2年でもとが取れる計算です。
もし私がもっと大きなサイズが欲しいと考えていれば、迷わずI-O DATAを選択したでしょう。
しかし、我が家の環境は後に写真でも紹介しますが、作り付けの棚がテレビスペースの上にあって、あまり大きなテレビを置くことができません。
程よい位置にソファを置いた場合、元々使っていた40V型の液晶テレビのサイズ感がちょうどよかったことから、サイズのほぼ変わらない43インチを選択しました。
設置とテレビの代替としての評価
今回買ったLG製モニターです。
特に開封・設置で戸惑うことなどなく、箱を空けて、電源ケーブルを挿して、脚を取り付ければ完成。
脚は樹脂製で少し弱そうに見えましたが、なんとネジ止めが必要な構造でした。
ネジ止めするだけのことはあって、一度固定してしまえばかなりがっちりしています。
Fire TVとNintendo Switchを接続すれば、何にも設定なんて不要でバッチリ使えました。
これは盲点というか意外だった点があります。
それは、液晶モニターの場合は電源が入ると、1番目のHDMI端子に接続した機器が自動的に表示されます(あたりまえ)
テレビを使ってFireTVを見たり、Switchをプレイする場合には、
- テレビの電源を入れる
- リモコンで操作できるまで待つ(意外と時間がかかる)
- 入力を選択する
という工程が必要でしたが、液晶モニターの場合にはこうした手順が全く不要です。
テレビより配信サービスやゲームを主にプレイする方には、圧倒的にモニターをオススメできます。
私が購入したLG製モニターの場合にはHDMIx4、DisplayPortx1、USB Type-Cx1という豊富なポートが備わっています。
リモコンはクリック感があって反応も良く、リモコンの評判が悪いI-O DATAを選ばなくて正解だったかもしれないと思っています。
ドット抜けやムラなど気になる不具合もなく、いわゆるハズレに当たらなかったのはラッキーでした。
また、期待していなかったスピーカーも十分な性能で、5年前のシャープのテレビよりむしろ良いと感じるほどです。
テレビの処分方法とNHK解約
さて、液晶モニターが準備できたら早速テレビを捨てましょう!
まともに捨てようとするとお金がかかるので、売るか譲るのがオススメです。
我が家で使用していたテレビはシャープ製で2015年製と、売ろうと思えば売れそうなテレビでした。
しかし、外箱もないし発送も面倒くさい!ということでジモティで処分することにしました。
無料で出品すれば、恐ろしいほどのスピード感で人が群がってきます。
メッセージがたくさんきます。
テレビは需要がありますから、即日引取が可能な人限定で募集しても容易に処分できるでしょう。
続いてNHKの解約です。
NHKの解約には以下のページで案内されている電話番号に電話する必要があります。
この時に、テレビを手放したというと「処分したことがわかる証明書があるか?」という確認が入ります。
ジモティやヤフオク、メルカリなどで処分していれば、そのような証明書は手に入るはずもありません。
素直に「ジモティで人に譲ったので証明書はありません」と言ったところ、問題なく解約を受け付けてもらえました。
解約が受け付けられると、その後しばらくしてNHKの地元の支店か何かから連絡があり、支払い済みの受信料があれば返金先の口座情報などを質問され、それでNHK解約の手続きは完了となります。
まとめ
テレビからモニターへの置き換えからNHKの解約まで、私が体験したことをまとめてみました。
結果としては大成功です。
Fire TVとSwitchの使い勝手は上がるし、画質は4Kに上がるし、新しいだけあって見た目もスタイリッシュだし、何より年間4万円ほどの「テレビの維持費」が0円になる点が最高!
テレビをあんまり見ない派の人には是非知っておいてほしい体験談でした。