我が家では小鳥(キンカチョウ・文鳥に近い種)をアクアリウム用の「ガラス水槽」を使って飼育しています。
鳴き声が水槽内で抑えられる点や、臭いやゴミが飛び散らない点。
こだわり次第では水槽内のレイアウトに凝ることが出来る点などメリットが多い一方でデメリットも存在します。
デメリットの中で特に大きなものが水槽内に湿気や臭いがこもって空気が悪くなってしまってカビが発生する点です。
このデメリットの対策としていわゆる「敷材」を水槽内に敷き詰めるわけですが、これの最適解を見つけるまでの道のりが予想以上に長くなってしまいました。
一般的な敷材は草(ワラのようなもの)が多く、これをいくつもいくつも試していました。
しかし、結論から言えば草系の敷材は小鳥飼育には不向きです。
吸湿性はあるものの限度があり、消臭効果も薄く、逆に草がひどく青臭いことも珍しくありません。
小鳥は水槽内で水浴びをさせるつもりがなくても、水飲みの容器の中で水浴びをしてしまうこともあります。フンもたくさんします。優れた吸水性と程よい速乾性が求められます。
また、草自体が大きすぎると小鳥にとって移動の障害となりストレスになってしまいますし、逆に小さければ巣作りが捗りすぎてしまって産卵頻度が高まり、小鳥の寿命を縮めてしまいます。
そこで私が辿り着いた最適な敷材がこちらです。
素材はバージンパルプです。
再生紙ではなく、木から初めて紙に加工されたものをバージンパルプと呼びます。
こちらのGEXの「快適マット」はホームセンターなどでも入手性が良く、価格も非常に安価です。
量も多いことから一度買えばかなり長持ちします。
また、草系の敷材はどれだけ頑張っても2~3週間もすると臭いや湿気、汚れが目立ち交換時期であることが嫌でもわかります。
理想を言えば2週間程度が交換の目安と言えるでしょう。
しかし、こちらのバージンパルプ製の敷材であれば2~3週間経っても臭いや湿気が一切気になりません。
目や鼻ではわからない衛生面を考えて、1カ月以内には交換するようにしていますが、1カ月経ってもまだまだ使えそうな状態を維持しています。
不思議なほど水気に強く、サイズも小鳥のフンを捉えるのに丁度良く、適度な速乾性のお陰で蓋をした水槽内が湿気ることもありません。
臭いの吸収も優れており、先述の通り1カ月使い続けても臭いが全く気にならないほどです。
その小さすぎず大きすぎないサイズ感のお陰か、巣作りに励むことも減って産卵頻度もかなり下がりました。
小鳥を水槽で飼う人はなかなか多くないと思いますが、水槽飼育を始めたい方や既に飼育している方には是非バージンパルプ製の敷材をオススメします。