段々と暖かさが増す今日この頃、我が家の庭でも野菜たちが元気に発育するかたわらで雑草の勢いが凄まじいです!そんな時に役立つのが「除草剤」です。除草剤のなかでも定番ともいえるのが「グリホサート」という成分を使った除草剤です。
おそらくホームセンターなどで一度くらいは目にしたことがあるラウンドアップをはじめ、サンフーロンやグリホエースPROなど多くのグリホサート系除草剤が販売されています。
いずれもグリホサートという成分を使用した除草剤で、長い歴史と実績がある除草剤です。
詳しくはこちらから厚生労働省の情報をチェックできます:https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000168500.pdf
グリホサート系の除草剤は批判されることもありますが、使い方を間違えなければ決して悪いものではありません。天然由来の除草剤を除けば、研究が進んでおらず実績も少ないグリホサート系以外の除草剤を使う方がより危険度が高いため、グリホサート系の除草剤が主流です。
ちなみに天然由来や食品由来=安全ではありませんので、安全性を気にされる方は地道に草むしりをするべきです。ねじり鎌を使うと爆速で草刈りが出来るのでおすすめです。
雑草を根からズバズバ除去していけます。ということで、除草をするには以下の3択から選択すると良いでしょう。
- グリホサート系の除草剤を使う
- 天然由来の除草剤を使う
- 地道に手作業で草むしりする
グリホサート系除草剤を噴霧器で散布していいの?
前置きが長くなりましたが本題に入りましょう。こうした一般家庭用に販売されるグリホサート系の除草剤は、じょうろで散布する方法が紹介されることが多いです。しかし、実際にじょうろで散布したことがある方は気が付いたはずです。
「消費が激しい!」
「無駄に撒いてしまっている!」
「葉にしっかり散布しようとすると効率が悪い!」
グリホサート系除草剤は、葉から成分を吸収し、根まで枯らします。逆に根からは成分が吸収されません。そのため、しっかりと葉に散布してやることが重要です。そんな時にジョウロでは非常に効率が悪く、薬剤の無駄が多く、散布できる面積も狭まってしまいます。
そこで園芸をされている方であればふと疑問に思うのが「噴霧器を使っていいの?」という疑問です。
我が家では殺菌剤や殺虫剤の散布のために以下の加圧式噴霧器を使用しています。
この手の噴霧器で、グリホサートを撒いて良いのか?という疑問です。
そこで早速グリホサート系除草剤のメーカーである大成農材さんに問い合わせてみました。
すると・・・
噴霧器で使ってOK!
ダメって言われそうだと思って問い合わせたところ、あっさりと使ってOKのお返事を頂けました。
噴霧器を使った方が無駄がなく広い面積に散布可能だとのアドバイスも頂けました。
(よく考えたら公園や駐車場など広範囲の除草では、プロが噴霧器で散布していますよね)
噴霧器でグリホサート系除草剤を散布する際の注意点
さて、噴霧器でグリホサート系除草剤を散布してOKということがわかりましたが注意が必要です。
これはグリホサート系除草剤をジョウロで撒く場合や、その他の農薬を撒く場合にも必ず注意書きに明記されていることです。
- 保護メガネを着用し目に入らないようにする
- 農薬用マスクを装着する
- ゴム手袋など不透湿性の手袋を着用する
- 長袖・長ズボン、可能であれば不信統制の防除衣を着用する
- 使用後は顔や手など露出していた部分をよく洗う
- 通行人や周囲に人がいる場合には作業を中断する
要するに、吸引したり肌や目に付着しないようにすることです。
加えて散布時に着用していた服はすぐに洗濯をして、自身もお風呂に入れば完璧です。
葉に散布する
グリホサート系除草剤は、葉から吸収され根まで枯らします。
地面に撒いても分解されて効果は発揮されません。
一方で、葉にかかってしまえば植物をほぼ確実に枯らしてくれます。
つまり、大事に育てている草花や野菜にうっかりかかってしまうと枯らしてしまうのです。
くれぐれも使用の際には雑草にだけ薬剤がかかるように気を付けながら作業してください。
特に噴霧器を使った場合には風で舞って近くの植物にかかってしまうことが起きがちです。
風のある日の散布は避け、近くに育てている植物がある場合にはジョウロを使用しましょう。