当ブログをご覧の方から質問をいただきましたので、内容を一部公開用に修正のうえ掲載します。
相談内容
BMWのディーゼルエンジン搭載車にオススメのエンジンオイルはありますか?
Longlife-04(LL04)認定を受けたオイルが良いようですが、大変高価です。
Longlife-01(LL01)認定を受けたオイル(Castrole EDGEなど)はどうでしょうか?
ネットではDPFに良くないという話も見かけます。
回答
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンでは基本的にオイルの区別は必要ありません。
気になるオイルがあれば、製品説明をチェックしてみてください。現在市販される大半のオイルはガソリンエンジンとディーゼルエンジン両方に対応しています。
さて、BMWのLonglife認定オイルですが、もちろん対応しているオイルを使うに越したことはありません。しかし、Longlife認定を受けていることとオイルの性能の良し悪しには必ずしも直接的な関係があるわけではありません。例えば良いオイルの定番ともいえるMobil1はBMWのLonglife認定を受けていませんが長らくBMWユーザーから愛用されているオイルのひとつです。
また、Longlife-01認定を受けたオイルは数多いですがLonglife-04認定を受けたオイルはまだまだ多くないのが現状です。Longlife-04認定自体は15年以上前からあるものですからこれから増えていくかも疑問が残ります。
その中でも手頃なオイルのひとつがバルボリン・スーパーガードです。
Longlife-04認定オイルとしては破格の安さと言っても良いでしょう。問題があるとすればペール缶(20L)単位の販売という点です。
バルボリン マックスガード FE C3 5W-30 C3 SN/CF 100%合成油 20L Valvoline Max Guard FE C3 5W30
これ以外にもリキモリ・トップテック、ワコーズ・4CT-Sなどが挙げられますが、いずれも比較的高価なオイルです。
ただし、当サイトではよくオススメしているカストロール・EDGEを始めとしたLonglife-01認定あるいは認定のないオイルであっても使用できないということはありません。
先述したMobil1のように性能と認定は必ずしも一致しないからです。
それ以上に、オイルの寿命やDPFの汚れに重要なのは適切なオイル交換です。
例えLonglife-04認定オイルを使っていようとも以下のような過酷な状況で走行していればオイルは急速に劣化し、DPFは汚れ、早めのオイル交換が必要になります。
- 渋滞路を走ることが多い
- 近所への買い物によく使う
- アイドリングをしていることが多い
一方で、こうした使い方をする機会が少なく比較的空いた道をスイスイ走行している方であれば、認定を受けていない安価なオイルであってもその寿命は長くなります。
また、DPFの汚れもオイルの種類以上にこうした走り方による影響が大きいです。
エンジンやDPFの状態をより良く保ちたいのであれば、エンジンオイル以上に以下のようなポイントに気を配りましょう。
- 渋滞した道は避ける
- ちょっと遠くのお店に買い物に行く
- アイドリングのまま車を停めておかない
- エンジンオイルは安くて良いから早めに交換する
それでもお金に余裕があるのであれば、Longlife-04認定を受けているより良いオイルを使うことはまったく無駄ではありません。