動画撮影と手振れは切っても切り離せないものです。
折角綺麗に撮れた動画も、手振れがあるだけで台無しになってしまうこともあります。
良いカメラを使っても、なんだか見づらい・見ていて気持ち悪くなる。
手振れがあるだけでそんな風に動画が台無しになってしまいます。
そんな時に便利なのが後付けできる手振れ補正です。
手振れ補正といえばレンズ自体が動く光学手振れ補正とカメラ内で映像を調整する電子手振れ補正に分けることができます。
この電子手振れ補正はパソコンに取り込んでソフトウェア上で後付けすることもできます。
色々なソフトウェアがありますが、今回は無料で使用できるDavinci Resolveを使用した手振れ補正の後付け方法を紹介します。
Davinci Resolveのインストール
Davinci Resolveは公式サイトから無料でダウンロードすることができます。
公式サイト:DaVinci Resolve 16 | Blackmagic Design
ダウンロードボタンを押下して、使用するプラットフォームを選択します。インストールファイルはzip形式でダウンロードされるので、展開してインストールを行ってください。
手振れ補正の後付け手順
インストールしたDavinci Resolveを開くとプログラムマネージャーが開きます。「新規プロジェクト」ボタンを押下し、好きなタイトルを設定します。
プロジェクトが作成され、動画の編集画面が開きます。
「メディアプールにクリップがありません」と表示されている部分に手振れ補正を後付けしたい動画をドラッグ&ドロップします。
画面下部にあるメインメニューから「エディット」を選択します。
「エディット」画面が開きます。
先ほど追加した動画をタイムラインにドラッグ&ドロップします。
次に画面下部のメインメニューから「カラー」を選択します。
次にターゲットのようなアイコンを選択しメニューから「スタビライザー」を選択します。
「スタビライズ」ボタンを押下します。
解析と手振れ補正の適用が始まります。
手振れ補正の適用が完了しました。の効果をチェックするために再生してみましょう。
動画の書き出し
手振れ補正の後付けができましたので、動画ファイルに書き出していきます。
画面下部のメインメニューから「デリバー」を選択します。書き出し用の設定画面が表示されます。好きな書き出し先やフォーマットを選択します。
フォーマットを開けば見慣れたMP4などのファイル形式も選択可能です。
設定を終えたら「レンダーキューに追加」ボタンを押下します。最後に「レンダー開始」を押せば書き出しが始まります。
完成!
以上の手順で、手振れ補正を後付けした動画が完成しました。
手振れ補正を後付けするデメリットとしては、少しだけ解像度が落ちてしまうという点があげられます。
これはカメラに搭載されている電子手振れ補正でも同様のことが言えますが、動画の外側の部分を少し切り詰めることで手振れ補正を実現しています。
是非活用してみてください。