自作防音室のためにこちらの電動タッカーを購入しました。
3,844円(2018年12月現在・Amazon)という圧倒的低価格でありながら、非常に良い製品でしたので紹介します。木工に限らずDIY全般において、素材同士を固定する道具として非常に優秀で万能であると感じました。
タッカーとは
タッカーとは、その名の通り鋲を打つ機械です。
主に家を建てるような建築の場面で多用されます。似たような道具にネイラと呼ばれるものもあります。建築においては比較的薄めの板や断熱材などを固定するために使用されます。
タッカーは、主にステープルとT型ネイルを打ち込むことができます。
ステープルとは、名前の通りホッチキスの針です。もちろん文房具のホッチキスの針より大きいです。T型ネイルとはT型の釘のようなものです。
使い方は自由自在で、木やプラスチック程度であれば軽く打ち込めます。
自動車やバイクのシートや内装の固定にも使われます。家具作りにもよく使われています。とにかく手軽にパチパチと素材を固定することができます。
DIYをするならとりあえず持っておいても損がない道具でしょう。
基本的にプロ用はエアコンプレッサーが必要なエア式が多く、趣味用では手の力で打ち込むタイプが主流です。しかし、トリガーを軽く引くだけでパチパチ打っていける電動タッカーの方がずっとオススメです。
手の力で打ち込むタイプが1000~2000円であるのに対し、電動タッカーが4000円以下で手に入るわけですから、基本的に手動を選ぶ必要はないと感じます。
高儀 EARTH MAN DTK-45A
こちらが今回購入した高儀 DTK-45Aです。
中身はシンプルに本体、収納袋、ステープル1000本、T型ネイル1000本、取扱説明書です。
本体は非常に軽量ですが、おもちゃというほどチャチくはないです。
対応するステープルは幅11.4mmで長さが6mm~14mmに対応しています。
T型ネイルは10mm~15mmに対応しています。
本体下部の黒い部分をスライドさせるとステープルやT型ネイルを充填できます。
基本的には固定する素材の3倍以上の長さの針の使用が推奨されますが、仮止めや補助的な固定、固定場所を増やすのであればもっと短くても問題ないでしょう。
ステープルやT型ネイルはこのように置くだけで装填完了です。
本当にホッチキスと構造的には大差ないようです。
これは赤松の荒材に試し打ちしました。
レビュー
例えばネジを使っていた場合、いくら細いネジを使っても木材のギリギリに打ち込むと木が割れてしまいます。仮止めなどでどうしても端っこに打ちたいときも、ステープルやT型ネイルなら安心です。
もちろん本固定にも十分使用できます。
打ちまくってみた感想としては、使い方を間違わなければ打ち損じもなく、求めていた機能は完全に果たしています。価格からすると満足度は非常に高いです。
タッカーは、針が出る射出口をきちんと素材に押し当てることが重要です。手で力をかける手動タッカーではどうしてもずれてしまい、打ち損じることがあります。この電動タッカーであれば軽くトリガーを引くだけですから打ち損じもありません。
もちろん射出口をわざとずらしたり半分浮かせたりすると打ち損じます。
DIYをしていると、どうしても手が2本では足りないような場面に出くわします。
素材を固定して、絶妙なバランスで支えながら固定したいようなシチュエーションが絶対にあるのです。(段取りが悪いだけ)
そうした時に、ドリルとネジではどうしてもうまくいきません。
しかし、電動タッカーがあれば片手で軽い力で固定できるのでDIYがずっとはかどります。
久々に買って本当に良かった商品です。