こんな経緯で購入に至ったCX-60ですがオプション選びには少しだけ注意が必要です。
1.サンルーフは静粛性を悪化させる、故障すると高額修理
サンルーフは静粛性が明確に悪化し、車内がうるさくなります。静粛性においてはCX-60より1段階上にあると感じたクラウンスポーツですらサンルーフからの音の侵入が気になりました。更に雨が降るとポツポツと冗談のような音が入ります。
また長期保有する場合には故障したり雨漏りをするとメンテナンス性がかなり悪いため高額修理になります。天井へのデッドニングなどもできません。サンルーフの前端はやや後寄りで、運転席に座っているとそれほど解放感もありません。主に後席用と考えた方が良いです。ちなみに夜の星空は見えません。
2.純正ドライブレコーダーは見た目最悪
純正の前後ドライブレコーダーは約8万円とまずまずのお値段です。純正ナビと連携ができるといっても連携機能が必要な人はかなり限られるはずです。また見た目も悪く、リアウィンドウに至ってはウィンドウ上端からケーブルが伸びてコブシ1つ分くらい下に取り付けられます。見た目最悪です。
この点はディーラーの営業マンも把握しており、市販のコンパクトで角度調整可能な筐体のドライブレコーダーを持ち込んで取り付けてもらえることになりました。こちらのディスプレイなしのモデルです。
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3.フロアマットは吸音材入りで魅力的
ディーラーオプションのフロアマットと言えば高いだけで選ぶ意味がないというイメージがあったのですが、CX-60のオプションフロアマットは吸音材入りで静粛性に寄与します。カタログでも静粛性を最大限引き出すと明記されています。しかもCX-60のロゴが刺しゅう入りされた薄手のスポーツタイプであれば約4万円と安価です。刺しゅうの代わりにメタルオーナメントが装着される厚手のラグジュアリータイプは約7万円ですが、メタルオーナメントの見た目が今一つで選ぶ意味がない気がします。何も言わないと営業マンはこの約7万円のタイプをつけてきました。
ただ、約9万円のプレミアムプラスではラグジュアリーと比べて更にマットは厚手でふんわりしており、抗菌消臭機能もついて、見た目も黒一色ではなく魅力的です。無駄と名高い純正フロアマットですが、私はこの一番高いプレミアムプラスを選んでしまいました。
厚手のマットがあるだけで高級車に乗っているような満足感が得られるものです。
4.ウェルカムランプはおすすめ
約4万円のウェルカムランプはキーを持って近づくと足元をふんわり照らしてくれるランプです。4万円は割高ですが、キーを持って近づくだけで点灯するのは魅力です。所有欲を満たすという意味では、地味にこのオプションが一番良いと感じました。確かにやや割高に感じますが、この手の後付けパーツで良い思い出はないので選択しました。
5.ナビゲーション用SDカードアドバンス2は本当に必要か要検討
いわゆる純正ナビに該当するのが「ナビゲーション用SDカードアドバンス2」です。実態はSDカードで、SDカードを挿入すればナビゲーション機能が使用できます。HUDなど各種機能との連携も魅力です。
ただし、純正ナビにありがちなことですが地図の更新は3年までです。またCX-60ではワイヤレスCarPlayに対応しているため、iPhoneを線につなぐことなく連携可能です。ナビゲーション性能ではYahoo!カーナビやGoogleマップで十分と感じているため約6万円のこのオプションはそれほど重要性が高くないと感じました。
6.ラゲッジオールウェザーマットは魅力的
荷物をドカドカ積み込む場合には滑り止めが必要であればラゲッジオールウェザーマットが質感が高くて魅力的です。ただ私のように重量物や長尺物を積み込む場合は、一度積載してから前に押し出す必要があります。こうした時に滑り止めがあるととんでもなく使いにくいのでラゲッジトレイ(ハードタイプ)が候補にあがります。しかし、このハードタイプはカサカサした樹脂製ですごく滑ります。防水性を期待するならピカイチなのですが、この手の樹脂製トレイは荷物が暴れて車内が傷だらけになります。
残念ながらリアシート背面も含めて滑りすぎず傷や汚れも防止できる選択肢がありませんので、社外品を探していく必要があります。