在宅勤務歴10年以上の私の長年の悩みが長時間のイヤホン使用による耳の 痛み と かゆみ です。
長時間の在宅勤務でオンラインミーティングから作業中のBGMのながら聞き、そしてプライベートのYouTubeの動画視聴などまで含めると1日に10時間以上イヤホンをしている日も珍しくありません。メガネを着用しているうえに頭痛持ちなのでヘッドホンは現実的ではなく、耳のなかが蒸れそうなカナル型はやめてオープンイヤー型にしましたが長時間の使用では痛みやかゆみが出てしまいました。
メガネ、頭痛持ち、耳が痛い・かゆい
メガネと頭痛持ちのせいでヘッドホンが着用できず、カナル型を諦めてオープンイヤー型に辿り着いた私が購入したイヤホンがSOUNDPEATSのTrueAir2でした。今は後継モデルのAir4が登場していますが、スタンダードなオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンで非常に安価な点が魅力です。
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しかし、このイヤホンをつけてなお耳の痛みとかゆみはなくなりませんでした。特にイヤホンの形状が耳にあっていないのか痛みが強く、耳のなかのかゆみも日に日に強くなっていきました。むしろシンプルなオープンイヤー型のイヤホンではApple純正のEarPodsが一番しっくりときて痛みもありませんが、耳のなかが蒸れるような気持ち悪さやかゆみには効果がありませんでした。
耳の中のかゆみは耳鼻科で点耳薬(耳のなかに入れる目薬みたいな炎症止め)が有効で処方してもらえるのですが、結局長時間のイヤホン着用を続けると痛みやかゆみをくり返してしまいます。
また、高価なモデルでは耳にフィットするものもあったのですが毎日ヘビーかつ少々雑に扱うこともあってあまり長持ちしません。それに加えてオンラインミーティングやながら聞き、動画視聴程度であれば高価なモデルにあるようなクオリティの高い音質は必要ありません。1万円以下の比較的安価な製品を探していました。
耳の問題をすべて解決するSOUNDPEATS RunFree
そこで辿り着いたのがいわゆる「耳をふさがないイヤホン」です。そのなかでもメガネとの併用や長時間の使用に耐えられると踏んで購入したのがSOUNDPEATS RunFreeでした。
メガネと併用してもまったく気にならず耳も塞がれないため快適で素晴らしいイヤホンでしたがいくつかの問題もありました。
1つ目は左右のイヤホンが柔軟性の高い素材でつながっています。名前の通りジョギングなどに使用することを想定していると思うのですが、デスクワークで使用しているとここが気になります。首を少し後ろに傾けると背中側にぶつかってしまいますし、襟のある服でも干渉して気になります。
2つ目はホワイトノイズで、音質にさっぱりこだわりのない私が気になるほどのホワイトノイズがありました。ジョギング用という用途から推察するに、積極的に外音を取り込むためにホワイトノイズが多かったのかもしれません。ノイズキャンセリング付きイヤホンなどでアンビエントモード(外音取り込み)にするとホワイトノイズがありますが、それが常に続いているような状態でした。
3つ目が一番大きな問題で、操作系が物理ボタンで充電ポートが本体に搭載されるがゆえにこんなことが起こります。
レビューを見ると同様の症状を起こしている人は多いようで、中身を見ても結構無理なつくりをしているのがわかります。カバーは接着しなおして使えないことはありませんが、それ以外の2点の問題を加味してもっと良いイヤホンを探していました。
最高の選択肢「Anker Soundcore AeroFit」ただし高い
こうした問題をすべて乗り越えたイヤホンが2023年7月に発売されました。
Anker社のSoundcore AeroFitです。左右独立、軽量コンパクト、充電ポートや物理ボタンはなくSOUNDPEATS RunFreeの問題をすべて解決していました。ただし高い。音質を求めず消耗品として使うには1万円台後半は少し高すぎました。
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1万円以下で登場「SOUNDPEATS GoFree2」
そんなAnker Soundcore AeroFitの登場から遅れること半年近く、SOUNDPEATSからSoundcore AeroFitのちょっと劣化版(ただし安い)として登場したのがSOUNDPEATS GoFree2です。
見ての通り見た目は少しずんぐりとしているものの、AeroFitの良いところをすべて持っておりRunFreeの悪いところがすべて解決しています。価格は私がかった2023年12月28日時点では15%オフのセール中で6,698円に400円オフクーポンがついて6,298円でした。AeroFitの半額以下!
もちろんRunFreeにあった充電ポートや物理ボタンのせいで破損する問題もクリアされておりケースに収納して充電するタイプです。メガネと併用しても痛みはなく耳に引っかかる部分とメガネが干渉することもなく、それぞれ個別に着脱可能です。Bluetooth5.3やマルチポイント接続に対応しておりRunFreeにあったホワイトノイズもなく音質も個人的には大満足なレベル。RunFreeと比べればはっきりとわかるくらい音質は良いです。音漏れも大音量で音楽を聴くわけでもなければオープンイヤー型のイヤホンとほとんど差を感じません。
イヤホンによる耳の問題には耳をふさがないイヤホン
耳の痛みやかゆみの対策としてSOUNDPEATS GoFree2を紹介しました。
これ以外にも骨伝導やイヤーカフタイプなどがありますが、骨伝導は耳のかゆみが強調されたりイヤーカフタイプは挟み込んでいる軟骨部分が痛くなるなど問題があって、最終的には耳に添わせるように取り付けるタイプがベストということがわかりました。
人によって耳周りの形状やイヤホンの合う・合わない問題はあると思いますが、ひとつの選択肢としてこの手の耳を塞がないイヤホンを一度試してみても良いかもしれません。