2月も後半に入ってくると日中は15度を超え、夜間・早朝でも最低気温が5度を超える日がちらほらと出てきます。特に温暖な地域や暖冬の年は梅や早咲きの桜が開花を始めます。
こうした春先、あるいは冬の終わりの時期はレモンを始めとした柑橘類の果樹に肥料を与える最も大切な時期です。特に春先に長雨が続くような時期や天気の悪い日が続く時期があれば肥料を与える絶好のチャンスです。柑橘類の果樹はたくさんの肥料を必要としますが、特にこの春先の肥料は重要と言われます。冬のあいだ寒さに耐えるために止まっていた木の成長が始まるかどうか、というまさにこのタイミングに肥料をしっかりと与えることでその年の成長と収穫が決まると言っても過言ではありません。
柑橘類の果樹に肥料を与える適期
柑橘類の果樹は春~秋にかけて枝葉を伸ばして成長し、花を咲かせて実をつけます。そのため春~秋の長期間にわたって継続的に肥料を必要とします。詳しくはこちらの記事で解説していますが、この期間に肥料を絶やさないことが重要です。
寒さが和らぎ春になると柑橘類の果樹は急速に成長を始めます。この成長のスタートダッシュとも呼べる瞬間に肥料がないと、スタートに出遅れて幸先の悪い1年になってしまいます。柑橘類の果樹の肥料の与え方はいろいろな手法が存在しますが、最もポピュラーな手法では1年間に与える肥料のうち実に50%をこの春先のタイミングで与えます。それだけ春先の施肥(春肥え)は重要です。
柑橘類の果樹の肥料の与え方
柑橘類の果樹の肥料の与え方はシンプルです。とにかく春~秋の期間に肥料を絶やさないことが重要で、先ほど説明したように春のスタートダッシュに合わせた施肥は特に重要です。
手間を惜しまないのであれば毎週液肥を与えても良いですし、緩効性の肥料を定期的に与えても構いません。一般的には緩効性の化成肥料を使用しますが、柑橘類の果樹は家庭で育てる果樹としてポピュラーな存在なので専用の肥料も存在します。使い方も簡単で価格も安く、肥料の与え方もパッケージの記載に従うだけですからこだわりがなければ専用肥料がおすすめです。