BMWでよくあるトラブルのひとつが「オイル漏れ」です。
しかし、一言にオイル漏れと言っても、その緊急度や優先度はまちまちです。すぐに直さなくてはいけないオイル漏れもあれば、後回しにして良いオイル漏れもあります。オイル漏れの緊急度や優先度をしっかりと把握することで、快適かつ経済的にBMWを維持することができます。長らくBMWに乗っている方であれば、多少のオイル漏れは何とも思わないでしょう
しかし、BMWに乗り始めて間もない方は不安が募ったり、頻繁に修理に嫌気がさして車を手放すことにまでつながりかねません。 もちろん、オイル漏れをしているということは、良い状態ではありません。また、多くの場合では悪化の一途を辿りますから、いずれは修理が必要になります。
それが1年後なのか、5年後なのかは症状と運次第となります。この先10年乗るのであれば、修理への備えが必要ですしあと3年なら無視しても良いかもしれません。
この記事のセンサー版ともいえるセンサーの緊急度を紹介した記事もあわせてご覧ください。
具体的に説明していきます。
- 基礎知識 – オイル漏れの原因
- 基礎知識 – 目に見えないオイル漏れ
- オイル漏れの程度・緊急度の判別方法
- オイル漏れの量より場所が重要
- オイルの量をマメにチェックしよう
- オイル漏れではなくオイル消費かも?
- オイル漏れの修理以外の対策
- オイルの粘度を上げる
- オイル漏れのお金のかからない修理方法
- オイル漏れの修理を先延ばしする場合
- 維持に不安をお持ちの方には、これらの記事がおすすめです。
基礎知識 – オイル漏れの原因
オイル漏れにはいくつかの種類があります。
シールの劣化によるオイル漏れ
一番ありがちなオイル漏れです。
エンジンオイルはエンジン内部を流れています。しかし、エンジンは大量の部品の組み合わせで構成されています。複数の部品を跨いでオイルの流れ道が設けられていますから、部品同士の「継ぎ目」が存在します。
これらのオイルが流れる部品は金属や樹脂でできており、それらを押し付けあうだけでは微細な隙間ができてしまうことがあります。その隙間を作らないために、間にゴムなどでできた「シール」が挟み込まれています。シール、パッキン、Oリング、ガスケットなど様々な呼び方をされますが、機能は変わりません。
形は場所によって千差万別ですが、基本的に黒いゴム製です。これら「シール」は、多くの場合ゴムでできており、時間の経過やエンジンの熱によって劣化していきます。具体的には、段々と痩せ細って硬化してきます。元は柔軟性に富んでいたはずが、劣化することでカチンコチンになってしまい、外す時にはぼろぼろと崩れたりします。
シールに起因する漏れは、シールの劣化とともに少しずつ進行します。そのため大抵は軽症のうちに発見され、その後数年は軽症のまま踏みとどまってくれます。しかし、徐々に悪化し、部位によっては酷い漏れへと発展していきます。
※シールとは(Wikipedia:シールより引用)
シール(英: seal)は、機械や装置において、液体や気体の外部への漏れや雨水や埃などの内部への侵入を防ぐ部品や素材の総称。
ホースの劣化によるオイル漏れ
オイルはエンジンの中のだけでなく、ホースを流れている場合もあります。
例えば、パワーステアリングオイルの流路にはよくホースが使われています。こうしたホースも時間の経過やエンジンの熱で劣化し、痩せ細って硬化していきます。ホースの接続方法には大きく分けて二つのパターンがあります。
パターン1:ホースを差し込み、クランプで固定する
クランプで固定されるタイプのホースでは、以下のような漏れ方が想定されます。
- クランプで締め付けた部分が痩せ細り、クランプの締め付ける力がかからなくなることでオイルが漏れる
- ホースが硬化し、クランプで固定された部分を中心に走行中の振動等で負荷がかかりホースが破損する
- ホース自体の劣化により、細かな目に見えない破損が広がり、オイルが染み出る
- 経年劣化や熱により硬化したホースに、衝撃を加えてしまったことで破損する
パターン2:バンジョーという金具をホースにカシメ、ボルトで接続する
バンジョーで固定されるタイプのホースでは、以下のような漏れ方が想定されます。
- バンジョーをボルトで固定する部分のシールの劣化により、オイルが漏れる
- ホースが硬化し、バンジョーでかしめられた部分を中心に走行中の振動等で負荷がかかりホースが破損する
- ホース自体の劣化により、細かな目に見えない破損が広がり、オイルが染み出る
- ホースが硬化し、整備中に衝撃を加えてしまったことで破損する
基本的には、バンジョーの方が丈夫なのですが、バンジョーが使われる場所は負荷も大きいため、どちらが長持ちするとは一概に言えません。
総じて「シールの劣化によるオイル漏れ」と同じように滲む程度の軽傷で発見される場合が多いです。しかし、「シールの劣化によるオイル漏れ」よりも悪化のスピードは早く、漏れが少しずつ酷くなります。ただし、ホース自体が破損している場合には激しく漏れることが多く、緊急性が非常に高くなります。(滅多にありません)
基礎知識 – 目に見えないオイル漏れ
オイル漏れには、目に見えるものと目に見えないものがあります。
どちらが厄介とは一概に言えませんが、気付かぬうちに思わぬトラブルを誘発する目に見えないオイル漏れの方が厄介であることが多いです。
目に見えるオイル漏れとは?
オイル漏れには、先ほど説明した通り
- シールの劣化によるオイル漏れ
- ホースの劣化によるオイル漏れ
の2種類ががあります。
オイル漏れは、基本的に目視で発見します。
ボンネットを開けば目視できるものもあれば、車の下から、あるいはエンジンルームに頭を突っ込んでライトを当てなくては見つからないものもあります。
こうしたケースは、大抵の場合には車検や普段の点検のついでに(良心的なお店であれば)見つかり、報告してもらえます。
目に見えないオイル漏れ
「目に見えないオイル漏れ」には主に以下の2通りが考えられます。
- 部品を外していかなくては目視できないもの
- 部品の内部に漏れ出しているもの
部品を外していかなくては目視できないもの
これは車の年式が新しくなり、装備が増えることで増加していきます。
部品点数が増えれば増えるほど、部品の影に隠れて見えなくなってしまう部分も増えてきます。
基本的に重要な部品は目視できる位置に配置されており、走行に支障を出るようなオイル漏れが目に見えない位置で発生することはごく稀です。
部品の内部に漏れ出しているもの
これは少し特殊なケースになります。
例えば、吸気経路内にオイルが漏れだすケースやヘッドカバーからの漏れがプラグホールに溜まるといったケースがありがちです。
後者は直接的に点火不良の原因となる例ですが、それ以外の場合では直接的な影響がない場合が多いです。しかし、運悪くセンサー類にオイルがつくと、センサーの異常や故障へとつながる場合があります。また、ゴムや配線にオイルが付くと、ゴムや配線の被膜の劣化を早め、別の故障の原因を作り出すこともあります。
オイル漏れの程度・緊急度の判別方法
オイル漏れには、軽傷から重症まで程度があります。
地面への滴り具合で判断するのは危険です。特に2000年前後以降のモデルではエンジンルーム下にカバーがあり、まずは滴ったオイルはカバー上に溜まります。また、漏れるタイミングはエンジン停止後の駐車場だけとは限りません。走行中かもしれませんし、特にエンジンを高回転まで回したときだけかもしれません。
滲む程度のオイル漏れ(軽傷、ほぼ無傷)
漏れが発見された箇所から滲んでいる程度の漏れです。
滴った跡が周りに見当たらず、部品同士の継ぎ目など、漏れている個所がオイルで湿っていたり乾いているが汚れていたりする場合に該当します。この程度であれば、特に修理は急がなくても大丈夫です。走行への影響もなければ、突然車が止まる原因にもまずなりえません。99%大丈夫です。
このケースでは、オイルの量の変化は確認できません。
たまに滴る程度のオイル漏れ(軽症)
漏れが発見された箇所からたまに滴っている程度の漏れです。
滴った跡が周りの部品にあったり、地面に小さなオイルの跡がたまに見つかり、漏れている個所がオイルで湿っていたり乾いているが汚れていたりする場合に該当します。
この程度であれば、オイルが高温になっている時やエンジンを高回転まで回した時など、限定的な状況での少量の漏れと考えられます。走行後しばらく経ってから確認した場合、漏れた場所は乾いてしまっていることもあるでしょう。この程度であれば、まだまだ軽症です。特に修理は急がなくても大丈夫です。走行への影響もなければ、突然車が止まる原因にもまずなりえません。
98%大丈夫です。
滴ったオイルが他の部品に影響するケースもありますが、常に滴るわけでもなく、量も僅かですから、ほとんど影響はありません。このケースでは、オイルの量の変化は確認できません。
頻繁に滴る程度のオイル漏れ(修理を推奨)
漏れが発見された箇所から頻繁に滴っている程度の漏れです。
滴った跡が周りの部品にあったり、地面にオイルの跡が見つかり、漏れている個所が常にオイルで湿っている場合に該当します。
最初に述べた通り、地面への滴り具合で判断するのは危険です。
特に2000年前後以降のモデルではエンジンルーム下にカバーがあり、まずは滴ったオイルはカバー上に溜まります。
ここまで漏れが進行した場合には、基本的には修理を推奨します。
ただし、滴ったオイルがカバーや外に落ちるだけであれば、周辺のパーツへの影響もありません。
滴る程度であれば、オイルの減りが確認できないか、あったとしてもたまに補充すれば十分な程度でしょう。
最後は自己判断になりますが、オイルの量はたびたびチェックし、補充しながら乗り続けることもできます。
流れ出るほどのオイル漏れ(重症、修理が必要)
漏れが発見された箇所から流れ出るほどのオイル漏れです。
周囲の部品がオイルで汚れ、エンジンルーム下にカバーがある場合には、カバーから溢れだして地面に滴り始めます。
漏れた箇所は常に湿っており、流れたオイルが目視できるような湿った跡がある場合に該当します。
ここまで漏れが進行した場合には、修理を強くお勧めします。
漏れの量によっては、補充しながらの走行もできますが、エンジンルームのどこに汚れが飛び散るとも知れず、周辺の部品の劣化を早めかねません。
月に1リットル程度のオイルの減りであれば、補充をしながら乗ることもできますが、それを超えるとオイル代も馬鹿になりませんし、駐車場や道路を汚すことにつながります。
補充を忘れてエンジンに負担をかける原因にもなります。
オイル漏れの量より場所が重要
量より質ならぬ「量より場所」です。
オイル漏れは、よほど激しく漏れ出してない限りはオイルを補充しながら乗り続けることが可能です。
しかし、それ以上に問題なのはオイルが周辺の部品を汚し劣化させることです。
ゴム部品にかかれば、ゴムの劣化を促しホースの破損につながるかもしれません。
樹脂部品にかかれば、同様に劣化を促します。
また、各パーツには大抵電気配線があり、そこにオイルが入り込むとショートをさせたり、思いもよらぬ故障につながりかねません。
また、配線にかかれば被膜を劣化させ、こちらも思いもよらぬ症状がでて原因解決に長い時間を要することも考えられます。
例えば、エンジンルームの最下部に位置する「オイルパン」からの漏れであれば、他への影響は少ないです。
しかし、上部からのオイル漏れは、その下にあるエアコンのコンプレッサーやオルタネータなどの高価な電装品にかかってしまったり、クーラントが通るゴムのホースや配線にかかってしまうかもしれません。
つまり、オイル漏れの箇所が物理的に「上」であればあるほど修理を急いだ方が良いのです。
逆に、「下」からのオイル漏れは、多少量が多くても急がなくて構いません。
「上」からの漏れであっても、エンジン(金属部)を伝って落ちるだけであれば影響は少ないというわけです。
オイルの量をマメにチェックしよう
車が新しくなればなるほど、部品が増えてオイル漏れを発見しづらくなります。
そのための絶対的な指標となるのが「オイルの量」です。
ボンネットを開けると、新しいモデルを除いてオイルレベルゲージがあるはずです。
日頃から、マメにオイル量をチェックすることで、オイル量の減少を知ることができます。
オイルレベルの確認は常に同じ条件で!
しかし、なかなかオイルレベルを正しく確認できている人は少ないかもしれません。
取扱説明書の通り、オイルの量を計るだけなのですが、条件が指定されています。
エンジンをかけている時とエンジンを切った直後、エンジンを切って一晩おいた後ではオイルパンのオイルの量が全く変わってしまうからです。
オイルレベルゲージは、オイルパンにあるオイルの量を計測するものです。
エンジンが回転していると、オイルパンのオイルの量は減ります。
また、オイルの温度が上がるとオイルの量は増えます。
エンジンを停止すると、段々とオイルがオイルパンに戻り、徐々にオイルパンのオイルの量が増えていきます。
つまり、こうした条件をそろえてやる必要があるのです。
BMWでは、多くの車種で以下の条件をしていしています。
- 平坦な場所に駐車する
- 通常通り走行しエンジンを完全に温める
- エンジンを切って5分後に計測する
エンジンオイルの相対的な減少を見られれば良いわけですから、この条件に必ず従う必要はありませんが、特に理由がなければ指定された通りの計測方法で計測した方が良いでしょう。
なお、「エンジンを完全に温める」とは水温計の針が真ん中を指せば良いという訳ではありません。
水温計の針が真ん中を指してから、10分以上は走行したいところです。
オイル漏れではなくオイル消費かも?
オイルが減っているからといって、オイル漏れが原因とは限りません。
なぜなら、BMWはオイル消費が比較的多い車だからです。
個体差もありますが、1000kmで500ml程度の減少であれば、単純に燃えてしまっているだけかもしれません。しかも、オイル上がりやオイル下がりといった故障ではなく、正常の範囲として。
車種によっては説明書に、減り方の基準値を示しているケースもあります。
「オイルの減りが多いな」と感じた際には、自身で出来る方は点検をし、できないのであればきちんとしたお店に点検に出しましょう。
オイル漏れの修理以外の対策
オイル漏れを修理以外の方法で止める方法をご紹介します。
止まるかどうかは運次第。
でも意外と止まることもありますよ。
漏れ止め材の使用
まずは定番の方法として、オイルの漏れを止めてくれる商品を使う方法です。
大抵、通常の修理より安く済みますが、高い商品もあり、いくつも試していると、結局普通に直した方が良かった、ということにもなりかねません。
なお、ほとんどの商品は「オイル漏れ止め」「オイル下がり」「オイル上がり」のすべてに効果があると謳っています。
定番・結構高いけどよく効くと評判
効果も見込め、定番商品となっているのがWAKOS エンジンパワーシールドおよびニューテック オイルシーリング材です。
やや高価であり、修理した場合と金額の差がそれほどないということもあります。
特にDIYで修理をされる方の場合には、修理した方が安いケースが大半でしょう。
WAKOS(ワコーズ)
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よく見かけるお手頃商品
効果のほどは疑問が残るものの、よく見かけるうえ使っている人も多い商品です。
「物は試し」でとりあえず使って見ると良いでしょう。
「直ればラッキー」程度の気持ちで使用することをオススメします。
Armored AutoGroup
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Surluster(シュアラスター) 2013-07-01
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オイルの漏れ止め材は相性があります。
案外安いのが効いちゃったり、何を使っても効かなかったり、運次第なところがあります。
オイルの粘度を上げる
オイルの粘度は低ければ低いほど漏れやすいです。
どろどろの液体とさらさらの液体、どちらが漏れやすいかなんてわかりきっていますよね。
エンジンの内部は、常に金属同士の摩擦が起こっています。
オイルで潤滑されているとはいえ、多かれ少なかれすり減っていきます。
すり減ってできた隙間を考えると、純正指定のオイルを使い続けることは賢い選択とはいえません。
車に長く乗る場合には、車の状態に応じて、オイルを選ぶ必要がでてきます。
オイルの粘度とは5W-30とか、10W-40とか表記されている数字で判断ができます。
数字が大きければ大きいほど粘度が高いと考えて差し支えありません。
例えば、5W-30のオイルを使っていて漏れが気になるあるいはオイル消費が多いという場合には、5W-40に変更する。
それでも改善がなければ、10W-50に変更する。といった対応が考えられます。
なお、オイルは純正指定オイルと同じものを使うことをオススメします。
また、粘度は少しずつ上げた方が良いでしょう。
純正指定は5W-30くらいが多いでしょう。
まずは5W-40くらいに変えてみると良いかもしれません。
それでもダメなら10W-50。
ある程度硬度が高く、なおかつ100%化学合成油は高額です。
オイルの交換サイクルを上げるのであれば部分合成油を選択するという手もあります。
オイル漏れのお金のかからない修理方法
ホースを詰める
この方法はクランプで固定されたホースの修理として有効です。
ホースはクランプで押さえつけられていますが、押さえつけられている部分がへこんだ状態で劣化してしまい、クランプを外してもへこんだまま戻らない=クランプで十分に締め付けられていない、ということがよくあります。
こうした場合には、そのへこみを避けて、へこんでいない正常な部分をクランプで押さえつけることが有効です。
大抵のゴムホースは長さが余分にありますから、1~2cmだけホースを切り、ホースの正常な部分をクランプで押さえつけてやりましょう。
クランプを交換
BMWのホース止めのクランプは、カシメ式が採用されています。
その為、一度ホースが痩せてクランプが効かなくなると、更に締めこむことができません。
そこで、クランプを下記のようなネジ締め式に変更すれば、痩せたホースをさらに締め上げることができます。
増し締め
金属や樹脂同士の部品からオイルが漏れている時、増し締めしてみましょう。
軽めの力(できれば適正トルクで)増し締めしましょう。
シールの僅かな痩せであれば、これで症状が改善することもあります。
オイル漏れの修理を先延ばしする場合
オイル漏れを無視し、修理を先延ばししたり、限界まで修理しない場合の想定されるプランです。
次の車検時に併せて修理を依頼する
最も現実的なプランです。
これまで述べた通り、オイル漏れは意外と緊急を要さないケースが多いです。
そのため、オイル漏れが発覚したとしてもまずは無視し、必要に応じてオイルを補充しながら乗り続けます。
そして、次の車検の際にまとめて修理してもらうプランです。
車検の際には、各種点検を行いますから、ついでに整備することで工賃を節約出来たり、車検とまとめることで、値引きを受けられることもあります。
別の箇所の修理時についでに修理する
同程度に現実的なプランです。
車検で必要になる整備は、その時々で変わります。
車検と一緒にオイル漏れを直したとしても、あまり工賃の節約が期待できないという場合に有効なプランです。
また、オイル漏れの症状が軽い場合に有効です。
別の箇所の故障を待ち、一緒に修理することで工賃が節約できることがわかった場合、そのオイル漏れも一緒に修理します。
オイル漏れの修理は、大抵は部品代より工賃が高くつきますから、オイル漏れの症状が軽い場合には有効なプランです。
限界まで先延ばしにする
ダメになるまで修理は考えずに先延ばしするプランです。
オイル漏れは、大抵はオイルを補充し続ければなんとか乗ることができます。
道路上にオイルを垂らしながら走るようになると、周囲の車を危険な目にあわせることにもなりかねませんから修理が必要ですが、そうした場合を除くと無視することも不可能ではありません。
また、限界といっても、オイル不足に陥らない限り、オイル漏れで走行不能になることはまずありませんから、無視して乗り続けることも可能です。
しかし、現実的には他の部品への影響を考え、早めの修理が望ましいです。