格安防犯カメラとして人気の高い「TP-Link Tapo C310」を取り付けました。
ネットワークカメラとして専用アプリ「Tapo」を利用した映像の確認や各種設定、操作が可能なほか、Micro SDカードへの録画データの保存にも対応しています。
今回は純粋な防犯カメラとして導入したC310を、カメラドアホン代わりに使ってみたいと思います。
我が家ではカメラドアホンを導入しています。
というか、最近はチャイムが鳴ればカメラで来訪者の様子を確認できるのが当たり前ですね。しかし、この映像を確認できる機器は家の1階のLDK周りに設置されることが多いです。我が家もその例に漏れず特に考えもなしにキッチン付近に設置しました。当時はこれで良いと思っていたのです。
最近では在宅勤務が増え、家の2階の作業部屋に籠もることが増えました。
そこで宅配業者や謎の営業など、様々な来訪者に応対することが増えたのですが、そのたびに1階まで下りて映像を確認し、ドアへ向かうという作業が発生して大変面倒くさかったのです。しかもそれが、謎の営業となれば当然応答するはずもなく2階へ戻るのですが、とにかくめんどうくさい!
そこでカメラドアホンの子機のようなものを2階に設置できないか?と考えたのですが、どうやら子機に対応できる機種とできない機種があるらしく、我が家のたった2年前に新調したカメラドアホンにはその機能がありませんでした。
そうして憂鬱な日々を送っているなかで、防犯カメラとしてC310を導入したのですが、これがカメラドアホンの子機代わりになるのでは?と思い至ったわけです。
Tapoカメラの映像をPC(Windows)で閲覧する
TP-Link Tapo C310を始めとしたTapoシリーズの映像をパソコンから閲覧する方法は、公式ページで紹介されています。
Tapoを使用したRTSPライブストリーミングの利用方法 | Tapo
公式にはAndroid/iPhoneアプリしか提供していないものの、RTSPに対応していることから公式への問い合わせが多く、やむなくこのようなページを用意したことがなんとなく伺えます。
公式ではiSpyというアプリを使用した閲覧方法が開設されていますが、マルチメディアプレーヤーとして人気のVLCやYouTubeやTwichの配信にも利用されるOBS Studio、その他さまざまなメディアプレーヤーを使ってTapoカメラの映像を確認できます。
とはいえ、これまではこうしたプレーヤーを起動してからURLを入力して閲覧するという作業が必要で、即応性に欠けていました。
PCで作業中にチャイムが鳴ったら、即映像を確認したいワケです。つまりショートカットをクリックしたら一発でTapoカメラの映像を表示したいです。
設定手順
手順はとっても簡単です。
ここではVLCプレーヤーを使った手順を紹介しますが、多くのプレーヤーがこの方法に対応しています。
1.VLCプレーヤーのショートカットを作成する
スタートメニューなどからVLCプレーヤーのショートカットを作成します。
スタートメニューのVLC media playerを右クリックし「その他」>「ファイルの場所を開く」を選択します。
VLC media playerを右クリックして「ショートカットの作成」を選択します。
通常のインストール先であればショートカットをその場に作成できないため以下のようなメッセージが表示されます。「はい」を選択します。
デスクトップに作成されたショートカットを右クリックし「プロパティ」を開きます。
プロパティ内の「リンク先」の項目に”C:\Program Files…”などのショートカットのリンク先が表示されています。これに続けて半角スペースをひとつ入力し、rtsp://から始まるURLを入力し「OK」を選択します。
"C:\Program Files\VideoLAN\VLC\vlc.exe" rtsp://ユーザー名:パスワード@IPアドレス/stream1
という感じです。
これでショートカットをクリックすれば、VLCが起動すると同時にカメラの映像が表示されます。