木工用のランダムサンダーとして最安値と言っていい「E-Value ランダムサンダー(EWS-220R)」を購入しましたので紹介します。
E-Valueとは?
通販サイトなどでよく見かけるE-Valueは、「SK-11」などのブランドで知られる藤原産業の1ブランドです。
SK-11は藤原産業におけるスタンダードブランドとされており、E-Valueはその下に位置するベーシックブランドと言う扱いです。
ホームセンターでもマキタや日立と並んでSK-11の販売コーナーを見かけますが、E-Valueはそれほど露出が多くなく、通販を通じて購入する方が多いのではないでしょうか。
もちろんMade in Japanというわけではなく、中国生産の工具が大半です。
名も知らぬ中国メーカーから直接買うよりは、それなりの規模の日本の会社が販売しているという点で優位性があるのではないでしょうか。
なにより、安いです。
E-Value ランダムサンダーの切削力や使い勝手は?
E-Value ランダムサンダー(EWS-220R)はランダムサンダーとしてはごく普通の125mmのパッドを採用しています。
2019年4月2日時点で 3,646円というとんでもない格安ランダムサンダーです。
内容物はランダムサンダー本体と、サンドペーパー、取扱説明書、保証書です。
サイズ感は想像以上にコンパクトで、手で握るとこんな感じです。
横から見て手のひらと比べるとこんな感じ。
操作はオン・オフスイッチだけです。
動作は一般的な複数の円運動で、レビューにも見られる通りトルクは弱いです。
木に強く押し付けると回転運動が止まってしまいます。
強く押し付けて使うものではないですし、ランダムサンダーと言う時点で切削力は十分ですから木の研磨であれば不足はないと思います。
吸塵も十分で、粉が舞うことはありません。
残念ながら吸塵袋の接続口は四角い形で、吸塵機や掃除機を容易に接続できません。
E-Value ランダムサンダーの騒音は?
このブログでは「静かなDIY」というカテゴリーを用意し、DIY用に自作の防音室まで製作しています。
早速騒音をチェックしてみましょう。
計測はランダムサンダーから直線距離で50cmほどとかなり近いです。
スイッチをオンに入れると、やや大きめの掃除機に近い音が聞こえます。
サンダーの動作音というよりは吸塵の音のような気がします。音量はそれほど大きくなく、直に耳で聞く限りでは掃除機の「強」や「ターボ」モードと同じ程度の音量です。
計測結果は以下の通りです。
やはり掃除機と同程度の音量です。
音質も高音寄りで、最近の遮音性が高い家であればそれほど音が漏れることはないでしょう。むしろ室内で反射して、実際の音以上に耳障りに感じるかもしれません。
レビューではかなりうるさいと言われているものの、それほどうるさくない印象です。
過去にマキタのオービタルサンダーを購入しましたが、それよりは静かです。
低音や振動音がないため、むしろ静かに感じます。
私のように防音室があるのであれば、音漏れもほとんどなく、ジグソーのようなうるさい切断系工具と比べればかなり静かです。
実際に木材に当てると、僅かに振動がありますが、オービタルサンダーほどではありません。音量はやや上がります。
総評
良い所
- 安い
- ランダムサンダーとして普通に使える
- コンパクト
悪い所
- トルクが弱いため、強く押し付けてゴリゴリ削る使い方はできない(※)
- 吸塵機と接続したい場合には工夫が必要
※木の磨きでは、強く押し付けてゴリゴリ削るような使い方はしません。形をガッツリ変えるほどの研磨をしない限り不要ですし、そもそもランダムサンダーでそんな研磨はしません。