フローリングのカビの落とし方 | 絶対にやってはいけない敷布団の直敷

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フローリングにできたカビの取り方を紹介します。

特にフローリングの床に敷布団を直接敷いて使用するようなケースでは季節を問わず寝汗や通気の関係で容易にカビが発生してしまいます。畳や未塗装の無垢のフローリングでは多少の通気が確保できますが、表面に樹脂層がある通常のフローリングでは1週間程度の短い期間で容易にカビが発生します。

フローリングのカビの取り方

こちらが実際にフローリングに生じたカビの例です。

フローリング表面に黒いカビが広がっているだけでなく、フローリングの板のあいだの溝も黒くカビが広がっています。このカビは擦れば簡単に取れそうに見えますが、実際には表面の樹脂層(塗装面)の下までカビが広がっており、完全に直すにはフローリングごと交換する必要があります

とりあえず黒いカビ部分を取り除きたい場合にはお風呂場のカビ掃除などでもお馴染みのカビキラーやカビハイターを使用します。

カビキラーやカビハイターは強いアルカリ性で、フローリングの表面仕上げ(樹脂層)に軽微な影響が考えられます。ただし30分程度の置き時間で拭き取るため目に見える影響はほとんどありません。カビを放置するよりずいぶん良いです。またフローリングの溝部分は樹脂層のない無垢の状態であることも多く、木に強いアルカリ性の洗剤を使用すると木が軟化することがありますが、これまた30分程度の置き時間ではほとんど影響はありません。

溝には細い歯ブラシなどを使用して表面はブラシやスポンジなどで擦ります。最後に濡れ雑巾などで何度か拭き取ればカビの除去は完了です。ただし今回のケースではご覧の通り表面の樹脂層が完全にカビにやられてなくなってしまいました。

表面仕上げは市販のニスを使用して代替することができます。特に強い樹脂層を形成するウレタンニスや床用のニスを使用すると良いのです。部分補修では色が周りとうまく合わなかったり、下地作りをしないとニスがうまく密着せず剥がれてくる可能性があります。またニスを綺麗に仕上げるにも技術がいるためそのまま放置しておくのが無難です。

フローリングに敷布団を使用するならスノコが必須

フローリングに敷布団を直接敷いてしまうと布団をフローリングと体で挟み込む状態になって熱がこもります。汗っかきな方は寝汗で不快な思いをするだけでなく皮膚疾患の原因にもなります。また寝汗や熱の行き場がないため容易にカビが発生して先ほど紹介したようなフローリングの表面仕上げを侵食するようなカビを生じさせてしまいます。

フローリングでやむ負えず敷布団を使用する場合には、毎日畳んで布団の下を換気し布団自体を乾燥させる必要があります。もしそれが難しい場合にはスノコを敷いて通気性を確保します。最近では巻いて収納可能なスノコと同じ機能を持ったシートも販売されていますので活用してみてください。

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