ルンバが隣の部屋を掃除してくれない人のための3つのポイント

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iRobot社のロボット掃除機「ルンバ」はランダムな動きとマッピング機能の組み合わせで部屋を掃除してくれます。しかし、家具や絨毯をはじめ色々な段差や障害物のある家のなかでは以下のような問題が起きがちです。

  • ホーム(充電器)に戻れない
  • 隣の部屋を掃除してくれない
  • 同じ場所ばかり掃除する
  • 日によって掃除する場所にムラがある

これらの問題の原因および簡単な3つの対策を紹介します。

ルンバが隣の部屋を掃除してくれない原因

ルンバにはいくつかバリエーションがありますが、大きく分けると上位モデルと下位モデルの2つに分類することが出来ます。特に2020年ころまでに販売されたルンバのうち下位モデル(e5など)はマッピング機能がなく本当にランダムに動くだけのモデルでした。現在は最も安価な「i2」でもマッピング機能が搭載されています。

マッピング機能の有無は掃除範囲の精度と密接に関連しています。

マッピング機能がない機種特有の問題

マッピング機能がないモデルは間取りを記録する機能がないため常にランダムな動きをしています。

つまり隣の部屋へ行くかどうかは完全な運頼みです。更に元の部屋に戻れるかどうかも運次第です。もちろんいくつかのポイントを守ることで家全体を掃除する確率は上がるものの、マッピング機能がないルンバは複数の部屋を掃除させるのは現実的ではありません。基本的に1部屋専用と考えて、複数の部屋にまたがって掃除させたい場合にはマッピング機能がある新しいモデルに買い替えることをおすすめします。

ルンバに確実に掃除してもらうポイント

マッピング機能があるルンバであっても日々変化する家具や荷物、ケーブルやペットや人などの障害物にすべて対応するのは困難です。ルンバは自分自身の位置を相対的にしか把握できないため、ちょっとした変化でうまく掃除できなくなってしまうことがあります。

①家具の配置を見直し動線を確保する

まず家具の配置を見直しましょう。

ルンバに効率的に働いてもらうには絶対に欠かせないポイントです。ルンバはランダムな動きを繰り返したり、マッピングした位置情報を頼りに最大で90分間程度の掃除を行います。

冷蔵庫やテーブル、ソファ、テレビ、ベッド、観葉植物などなど。床に置いてあるものはルンバにとって壁と同じです。例えば以下に簡単な間取り図を用意してみました。ベージュの部分が廊下で、廊下を挟んでLDKと居室がある1LDKの間取りです。黄色い場所には家具が設置されています。

上図の例で言えば、ルンバからは以下のような間取りに見えています。

虫食いだらけのいびつな形の部屋ですね。

家具・家電・その他の床に置かれているものの配置を見直し、ルンバの動線を確保することでルンバがスムーズに掃除することができます。更に上図でいうところの虫食い状になった部分をまとめたり細い線をなくすことを意識すると部屋が綺麗に見えたり、広く見えたりする効果も得られます。

家具のかさ上げ

動線を確保するために、家具・家電の配置を見直したところで限度があるはずです。

ルンバは高さ10cm以下の隙間であれば潜り込んで掃除してくれます。つまり家具をかさ上げして高さを10cm以上にすればその家具はないものと同じです。先ほど例示した図を見てみましょう。

LDKにある赤色の四角はソファを想定しています。

ソファの4本脚をかさ上げしてやれば、ルンバから見た部屋の形はいきなりシンプルになります。

4本脚の虫食いは残るもののルンバの清掃効率はぐっと向上することがわかると思います。家具のかさ上げをする方法はいくつか考えられますが、以下のような「かさ上げブロック」を使う方法が一般的です。滑り止めゴムが付属していることが多くソファやベッドがずれてしまうような問題もついでに解消してくれます。

家具 かさ上げ」などと検索すると色々なサイズやカラーバリエーションがあるので家具やインテリアにあわせて、最適な方法を考えてみてください。

配線の処理

ルンバにとってケーブル類は非常に厄介な存在です。

電源などのケーブル類は部屋の景観を損なう存在ですがルンバにとっても大敵です。太い電源ケーブルでも難なく乗り越えるルンバですが、特に細いケーブルは巻き込んでしまうことがあります。細めの充電ケーブルやスマートフォンのケーブルは要注意です。

ルンバの導入を機に配線を綺麗に処理しましょう。ケーブルは基本的に床を這わせないようにするべきですがどうしても必要な場合ケーブルカバーやモールと呼ばれるものを使います。

モールの方が安価ですが段差ができてしまいます。人が行き来しない場所にはモールを使うと良いでしょう。ルンバであればモールくらいの段差は全く気にせず乗り越えていきます。

一方で、人が行き来することがある場所には、なだらかな傾斜でつまづきにくいケーブルカバーを使うと良いでしょう。インテリアにあわせてカラーバリエーションとサイズがありますがホームセンターでは白を中心としたベーシックなカラーしか取り揃えていないことがあります。こだわりたい場合にはネットで探してみてください。

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