バイクで釣りに行くため、積載量アップをしようとサイドバッグを購入しました。
サイドバッグサポートは先日の記事で取り付けを済ませましたので、サイドバッグを取り付けていきます。
ドッペルギャンガー DBT393-BK
今回選択したのがドッペルギャンガー DBT393-BKというターポリン素材のサイドバッグです。40Lという大容量で、手元に届いたときはあまりの大きさにST250Eには取り付けられないんじゃないかと不安に思いました。
自転車関連商材総合ブランド DOPPELGANGER®[ドッペルギャンガー] ターポリンサイドバッグ DBT393-BK
取り付け
不安は半分的中していまして、そのまま車体横に設置すると、リアサスペンションの上部の取付ボルトの少し前からナンバーの少し後ろあたりまで幅があります。超デカいです。
ドッペルギャンガー DBT393-BKには左右のバッグをつなぐ3本のベルトがあります。
中央の1本はリアシート下を通し、前後1本ずつはリアシート上を通します。しかし、ST250Eには大きすぎて前後の1本を通すと、後ろ側がリアシートから落っこちます。また、ST250Eのリアシート幅が狭いせいか、バッグがずり落ちたようになってしまいます。
▼そこで、このように前後のベルトをクロスして取り付けたところ、ちょうどよく収まりました。
次に左右のバッグの前方をベルトで固定します。
これはバッグが後方に動かないようにするためのものです。しかし、先述の通りバッグの幅が広くてリアサスペンションより前にバッグの前端があります。最初は取り付けできないかな?と思ったのですが、バッグをよく見ていると前後を引き絞るようにバックル付きのベルトがあり、これを閉めてベルトを締めこむと、前後がしぼんでなんとか取り付けできるサイズになりました。
▼それでもバッグの前端とリアサスペンションの位置がほぼ同じですが、なんとか固定。
余ったベルトをぐるぐる縛って処理していますが、切っちゃった方が綺麗ですよね。どうしよう。
続いて左右のバッグの後方をベルトで固定します。
これによりバッグが前方へ動かないように固定することができます。こちらもバッグの後端がバイクの後端を通り過ぎかけていますが、なんとか固定しました。
前方同様に余ったベルトをぐるぐる縛って処理していますが、切っちゃった方が綺麗ですよね。
取り付けてみた結果
こちらが完成図。
かなり小柄なSUZUKI ST250 E typeに取り付けができています。やや大きすぎますが、取り付けさえ済めばそれほど違和感はありません。
▼バッグの中身を無くしてできるだけ小さく萎めてこんなサイズ感です。
右側が垂れているのがわかると思いますが、柔らかいバッグなので中身が入ると、よほどうまく詰めない限りは左右非対称になってしまいます。
使い勝手
実際に使う場合、まずこれがバッグを開けた状態です。
がばっと口が大きく開いて、容量もでかいけど口もでかいから大きなものも収納しやすいです。
閉める時は、入り口に小さくマジックテープがあるのでこれをくっつけます。
マジックテープを止めるとこのような状態になります。
この口の部分は中に芯が入っていて少し硬くなっています。ここをくるくると巻き込んでいきます。
くるくる巻いていくと、自然とまた別のマジックテープで固定され、くるくるした状態で固定されます。
マジックテープだけではくるくるを維持できませんので、2つのバックルがついています。
更に左右を絞り込むようにバックルがあります。
正面2つと左右(バイクとしては前後)のバックルを閉めることできゅっと荷物が引き締められます。バックルでベルトの長さ調整ができますので、荷物の多少に合わせることができます。
干渉について
この大きなバッグの底に、小さな車載工具のきんちゃく袋(1~2kg)が入っている悪条件でも、干渉はありませんでした。100kmくらい走りましたが干渉はなかったです。
注意点
「小さな重量物」に注意
マフラー側のバッグは、小さな重量物のみを入れた場合、走行中にマフラーに接触することがわかりました。かなり限定的な条件ですが、柔らかい素材のバッグですので、重いものが一点に集中するとその部分が垂れてしまいます。
僕は工具を詰めたきんちゃく袋のみをマフラー側のバッグに入れていたところ、バッグの表面に溶けたような跡を発見しました。手のひらに乗るサイズですが、1~2kgあります。大きな重量物は問題ありませんが、小さな重量物には注意が必要です。しっかりとベルトを引き絞ることで回避できますが、甘く見ていました。表面がざらつく程度で、使用に差し障らないのが不幸中の幸いでした。早めに気づけて良かったです。
総評
良いところ1:積載量がすごい
大好物の塩けんぴ(1kg入り)を2袋購入しました。
ご覧の通り、余裕です。少なくとも6kg分は収まるはずです。
開口部が広く、柔軟性がある素材です。ハードタイプのサイドバッグの同容量に比べても更に容量が大きく感じるはずです。
良いところ2:耐水性がすごい
正直なところそれほど強い耐水性は求めていませんでした。
開口部を巻き込みバックルで絞る構造上、ターポリン生地から水が染み込まない限り、ほぼ水が入ることはありえません。このターポリン生地が想像以上に耐水性に優れているようです。
2018年7月の西日本豪雨で、激しい雨が長く降りました。弱い雨も含めれば10日以上雨が降り続いていました。そんな雨のなか、どうしてもカバーをしてあげる余裕もなく雨ざらしでしたが、水は全く染み込んでいませんでした。
良いところ3:安い
価格が10,000円少々と圧倒的に安いです。
当初、安かろう悪かろうを心配して購入しましたが、実際に使って見てその印象は払しょくされました。とにかく容量と使い勝手(開口部の広さ)、耐水性が素晴らしいです。
例えばタナックス マルチフィットサイドバッグ MFK-187(可変容量38-56ℓ)は14,000円、GIVI バイクサイドハードケース E22N(容量22L×2)に至っては20,000円を超えます。
悪いところ1:中身によって左右非対称になる
当記事中でも紹介したように、この柔軟な素材故にバッグの中身によって形が大きく変わります。左右非対称の見た目はあまり良いとはいえず、気になるという人も多そうです。
悪いところ2:開閉が少し手間
このバッグの開閉には以下のような工程が必要です。
- 4つのバックルを外す
- マジックテープを剥がしながらくるくると開く
- 開口部を開ける
大した手間ではないように見えて、ちょっとしたものの出し入れをしようという時には煩わしく感じてしまいます。