スバル・レガシィアウトバック(BS9)のエアコンフィルターをMANN・フレシャスプラスに交換しましたので手順を紹介します。
国産車用の高性能エアコンフィルターとしてはデンソー・クリーンエアフィルタープレミアムとMANN・フレシャスプラスがツートップの印象があります。元々クリーンエアフィルタープレミアムを使用していましたが、どちらも価格が変わらないため長年愛用しているMANN社製のフレシャスプラスに交換することにしました。レガシィアウトバックは利便性は高い反面で快適装備に乏しく、トンネルなどでは排ガス臭をモロに取り込んでしまうためフィルターは出来るだけ良いものを使うに限ります。それでも無臭にはなりませんが、外気導入を適切に切り替えてやりくりする手間が少しは抑えられます。
MANN FILTER(マンフィルター) 国産車用フレシャスプラス エアコン(キャビン)フィルター FP1919 FP1919
交換手順
多くの国産車の例に漏れずレガシィアウトバックのエアコンフィルターの交換は非常に簡単です。場所はグローブボックス奥で、グローブボックスには多少の柔軟性があって固定は左右の窪みが浅く引っかかっているだけなので下に向けて少し力を入れてやれば外すことができます。
この時グローブボックス左側に小さなダンパーがある点に注意してください。ダンパーも穴に嵌っているだけなので横に引っ張ることで簡単に固定を外すことができます。デンソー製のフィルターではどうだったか記憶が定かではありませんが、MANN社のフィルターには交換手順が写真付きで付属しているので手順を参考にしながら交換すると安心です。
グローブボックスの奥の白い箱にエアコンフィルターがあります。白いフタは爪で固定されているだけなので指でつまみながら外せば力もいらずに簡単に外すことができます。
純正品を始めとして多くのエアコンフィルターには「↑UP」の表記があって、この矢印の向きを上方向に合わせる必要があります。
ただし、MANN社のフィルターを始めとして汎用のフィルターでは「↑UP」表記の代わりに空気の流れる方向を表す「↑AIR FLOW↑」表記がされていることがあります。同じような矢印表記ですがレガシィアウトバックでは空気の流れは上から下に向かうため矢印が下向きになるように取り付ける必要があります。ここら辺のことも手順書に詳しく記載があります。
フィルターケースの寸法には余裕があってフィルターとの隙間は大きいです。空調を完全にオフにしても外からの臭いが入り込んでくるガバガバな作りが表れています。フィルターの付着物も非常に多く、落ち葉などいろいろなゴミが容易に入り込む吸気経路も設計の甘さを感じます。
クリーンエアフィルタープレミアムには交換時期を表示するシールが付属しましたが、フレシャスプラスには付属していませんでした。どのみち不要なので構わないですが、代わりに純正ナビのメンテナンスノート機能を使って記録しておきました。
クリーンエアフィルタープレミアムとフレシャスプラスの比較
デンソー社製のクリーンエアフィルタープレミアムとMANN社製のフレシャスプラスを比べても差は感じられません。臭いには敏感な方ですが高性能フィルター同士だとそこまで違いはないようです。クリーンエアフィルタープレミアムの方がやや安価なことや、特に排ガス臭の低減に役立つ活性炭は消耗品であることを考えると、クリーンエアフィルタープレミアムを半年に1回程度の頻度で早めに交換していくのが良いのかなぁと思います。
1年に1回の交換では交換後に臭いの低減効果を実感できることを考えると、メーカー推奨の交換時期である1年経ったころには活性炭の効果がかなり落ちているものと思われます。
デンソー(DENSO) カーエアコン用フィルター クリーンエアフィルタープレミアム DCP1009(014535-3360) DCP1009