寝汗対策はマットレスと敷パッドの「通気性」にあり | 冬も要注意!就寝中の暑さや蒸れの対策

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就寝中にベッドと触れ合う背中やお尻などに暑さや蒸れを感じたり、ひどい寝汗に悩んでいる方に向けて対策を紹介します。皮膚が弱い方では寝汗が皮膚疾患の原因になったり悪化の原因になることもあります。寝汗や蒸れは暑い夏だけでなく暖かい寝具を使う冬場にも起こりやすいです。特に暖かい寝具を使うことが多い冬場にひどい寝汗に悩まされる方も少なくありません。

蒸れや暑さ、ひいては寝汗の原因は通気性の悪いベッドにあります。

蒸れ・暑さ・寝汗の「原因」はベッドの通気性にあり

一般的なベッドの構成を図解するとこのようになっています。ベッドの上にマットレスが置かれ、その上に敷パッドやシーツなどを敷きます。

ベッドの上に仰向けに寝そべると背中と敷パッドは密着しています。身体の上には毛布や羽毛布団を掛けますから、身体とベッドのあいだの熱は人体が熱源となって高まります。これが蒸れや暑さの原因であり、寝汗の原因の一端でもあります。

薄手の寝具を使う夏場に比べて厚手で暖かい=通気性の低い寝具1を使うことが多い冬場はふとんの中が人体の熱で温められて、ある一定ラインを超えると発汗するほどの暑さになってしまいます。就寝中の発汗自体は自然なことなのですが、身体の上にかぶさる布団類も身体の下に敷かれたベッド類も通気性が低くては逃げ場がなくなりひどい寝汗や蒸れの原因になってしまうのです。

これを解決するには毛布や掛布団類の通気性とベッドの通気性向上が求められますです。

身体の上にかける寝具による対策は難しい

本記事では主に身体の下に敷く敷パッドやマットレスによる対策を紹介しますが、これには2つの理由があります。

1つはひどい寝汗で悩まれている方でも敷パッドやマットレスの対策だけで十分に悩みが解決することです。

そして2つ目は、身体の上にかける布団類はその日の暑さ・寒さや空調の有無、体調などに合わせて適宜使い分けることが求められるためです。羽毛布団などは通気性と暖かさを両立できる理想的な寝具ですが、そうはいっても「羽毛布団じゃちょっと暑いな」という日もあれば「羽毛布団だけじゃちょっと寒いな」という日もあります。いくら高価で良い羽毛布団を手に入れても、結局身体の上にかける寝具類はその時々にあわせて組み合わせたり使い分ける必要があって、こだわり出すとキリがないのです。

対策1.敷パッドの通気性向上

最も簡単で安価、なおかつそこそこの効果も見込める対策が敷パッドによる対策です。

ペラペラの敷パッド1枚交換したくらいで何が変わるんだと思われそうなものですが、その効果は結構バカにできません。敷パッドは効果と価格が違う3種類が候補にあがります。

効果はまずまずだけど低価格・吸湿速乾&接触冷感タイプ

1番目は店舗や通販でもよく見かける夏用の接触冷感タイプの敷パッドです。

重要なのはむしろ吸湿速乾で蒸れやべたつきを感じず通気性が保たれやすい点にあります。敷パッドは定期的に洗濯することもあり消耗品としての側面もあります。敷パッドは安価なものにして長持ちするマットレスやベッドに投資するという場合には有効な選択肢です。

特に冬場にもこもことした温かい敷パッドを使っている場合には思い切って交換することをおすすめします。肌に優しい綿素材もおすすめです。

少し高いけど確実な効果・3Dラッセル構造タイプ

吸湿速乾や接触冷感、通気性を謳う敷パッドは重さがかかった部分は押しつぶされ通気性は損なわれてしまいます。しかし、薄いながらも完全な3D構造で体と敷パッドのあいだに通気層を確保してくれるのが3Dラッセル構造タイプの敷パッドです。

選択肢はそれほど多くないのですがいくつかの会社から販売されています。3D構造といっても薄手で洗濯もしやすいのが嬉しいポイントです。コストパフォーマンスに優れるため主に敷パッドで蒸れや寝汗対策をしたい方におすすめです。

高いだけの効果がある・エアファイバーマットタイプ

最後に紹介するのがエアファイバータイプの薄手のマットです。

エアファイバーは硬質な繊維が不規則に絡み合ったような構造をしており、ほとんどが空気の層でできており寝具として使用される素材としては随一の通気性を誇ります。これをマットレスの上に敷いて使えるよう薄く仕上げた製品の代表例がエアウィーヴ スマートです。

抜群の通気性を誇る反面で厚みがあるため洗濯可能ですがやりづらく、マット自体の硬さもあるためマットレスの良さを損なってしまうことがあります。特に柔らかめのマットレスを使っている方はエアファイバーマットを敷くことで感覚がかなり変わってしまう可能性があります。逆に今のマットレスが少し柔らかすぎると感じている方であれば表面に適度な硬さが追加されて好ましい感覚を得るかもしれません。

マットレスの上にエアウィーヴ スマートを敷き、更に洗濯しやすい敷パッドを敷くという手もあります。しかし、エアウィーヴ スマート自体も高価ですからマットレスを通気性の良いものに交換した方が効果が得られやすいです。

対策2.マットレスの通気性向上

マットレスにも通気性の違いがあります。

昨今のマットレスはラテックスやウレタンなどのスポンジ系の素材と、ポケットコイルなどのバネ系の素材に大別することができます。

基本的にスポンジ系の素材は通気性に乏しいです。コアラマットレスなどに代表される高い通気性による蒸れ感の解消を謳うマットレスも存在しますが、大きなスリットなどを設けることで部分的な通気性を高めているほか、表面素材を敷パッドの項目で説明したような吸湿速乾素材にすることで通気性を高め蒸れ感を低減しています。

代表的な製品がコアラマットレスで、そのなかでも表面素材による吸湿速乾や通気性向上を図っているのが「BREEZE」です。

一方でポケットコイルなどのバネ系の素材は基本的に空気層をふんだんに含む構造のためそれなりの通気性が確保されています。ただし、注意しなければいけないのが表面素材です。通気性の低いスポンジ系のマットレスでは表面素材で通気性を確保していることを先ほど紹介しましたが、逆に通気性の高いバネ系のマットレスでは表面素材が通気性を損なっている場合があります。

バネ系のマットレスは中に金属製のバネがたくさん入っています。金属製のバネの上に寝れば痛くて仕方がないですから、表面はわたやウレタン、不織布、フェルト、ラテックスなどいろいろな素材で覆われています。このなかでも特に通気性を損ないやすいのがラテックスです。特に表面の沈み込みを抑えて硬めの感触にするためにラテックスが使われていることが多いです。

例えばポケットコイルマットレスの定番ともいえるニトリのNスリープでいえば、ハードタイプに「H1」「H2」「H3」という3つのバリエーションがあるのですが表面に一番硬さ(反発力)を感じる「H2」では表面素材にラテックスを使用しています。もちろんラテックス素材のうえにウレタンやわたを配置して手に触れる表面はニット生地で覆われているため、通気性が極端に落ちていることはありませんが、蒸れを気にする方はこうした素材の使い方を気にしてみても良いかもしれません。

Nスリープの2層マットレス(2つのマットレスがセットになっており重ねて使用する)は、上の層だけ前後の入れ替えをすれば良いためメンテナンスが容易です。寝汗が気になるから立てかけて干したいときにも上の層(10~15cmほど)だけを動かせば良いので重量も軽く扱いやすいです。

対策3.ベッドの通気性向上

最後にベッド自体の通気性向上対策です。

例えば布団や薄手のマットレスをフローリングの床に敷こうものなら寝汗の酷い方では1週間程度でフローリングにカビが生えてしまいますし、蒸れて寝苦しくて仕方がないはずです。ベッドは変えないけど床に直接敷いて寝たいという場合には折り畳みやロール状に巻き取って収納できるスノコマットの使用がおすすめです。

もしベッドを使っている場合でも、マットレスの下がスノコタイプになっていない場合にはこのスノコマットを敷くことで通気性の改善が期待できます。

寝具に特段のこだわりがない場合には、マットレスに脚がはえた「脚付きマットレス」もおすすめです。シンプルな見た目でどんなインテリアにもマッチしやすく、マットレスを浮かせたような構造なので通気性は抜群に良いです。

  1. ただでさえ暖かく通気性の低い寝具を何重にも重ねることも珍しくありません。 ↩︎
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