築20年超えの我が家は断熱性も乏しく、結露しないほどの気密性の低さです。
そこで【築20年の断熱気密DIY】シリーズでは、誰でもできる技術や道具を駆使して断熱性と気密性を向上することを目標にDIYに取り組んでいます。
前回:【築20年の断熱気密DIY#4】点検口とシンク下にある大きな隙間、見逃していませんか? – ドリリウム
今回の断熱性・気密性向上DIYは?
今回は、家の断熱において非常に重要な窓のうち、寝室の窓に着目して対策を行ってみました。
我が家の寝室にはこんな縦長の窓が5つもあります。
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ご覧の通りブラインドですべて塞いでいますが、これは以前紹介した断熱ブラインドのようなものではなくニトリの安物ブラインドです。
その中にはレース状のブラインドが取り付けられています。
こんな小さな窓でも5つもあると影響は大きいはずです。
レース+ブラインドの二重で対策をしているとはいえ、いずれも断熱性を謳った製品でもありません。
これらの窓は、ブラインドを開けて採光することはあっても、中のレースを開けたり、窓自体を開けることはありません。
内窓を付けるにはもったいないし、塞ぐと光が入らない。
何とかならないかなぁと考えていたところ妙案を思いつきました。
プラダン嵌め込むだけでいい
窓の断熱をする際にプラダンやポリカーボネート板を使うのは有名な方法です。
ポリカーボネート板を使った内窓作成キットまで販売されています。しかし、今回対策をしたい窓は開け閉めの必要はありません。それなら透明なプラダンをピッタリサイズに切って嵌め込めばいいんじゃないか?と考えました。ポリカーボネート板は我が家の近くには小さなサイズしか売っておらず、価格も高いらしいということでプラダンを選択しました。
プラダンはネットでも購入できますが、ホームセンターで購入する方がずっとお得に購入できます。
更にホームセンターであれば無料か格安でカットもしてもらえるため、サイズがわかっている今回のケースにはピッタリです。
我が家の窓は113cm×56cmというサイズでしたのでその通り指定してカットしてもらいました。
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問題の窓はこちら。
レースを開けたのは一体いつぶりでしょう・・・。
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ここにピッタリに切ってもらったプラダンを嵌め込みます。
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そしてレースとブラインドを閉めてしまえばプラダンが入っていることなんてわかりません。採光もバッチリ。
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まとめ
今回は家の断熱において非常に重要なポイントである窓の対策を行ってみました。内容としては、プラダンやポリカーボネート板を使った内窓作りの枠なし版ということになります。
プラダンは対候性がないため1年程度で触れるとボロボロと崩れるようになります。一部が崩れると結露が発生しカビの原因になります。今回塞いだ窓のように嵌め込んで一切触れない場合は使用できますが、普段から触れる場所にある窓には対候性のある中空ポリカや樹脂ガラスが適しています。
プラダンやポリカーボネート板を使った内窓はとにかく見た目が悪いです。
更に今回のように枠もなしで嵌め込むだけとなれば見た目は更に悪い!しかし、そもそもレースやブラインドを開けずにほんのり採光できれば良いという今回のようなケースでは見た目の悪さは全く気になりません。
価格も800円程度のプラダン×窓の枚数分ということでかなり手軽な断熱対策と言えそうです。