【かんたん大増殖】グランドカバーを増やし広げるなら梅雨時期がチャンス!

ガーデニング

庭を緑の絨毯にしたいけど、芝じゃちょっと味気ないし手間もかかる。

そんな時におすすめなのがオシャレなグランドカバープランツたちです。

定番のリッピアやクラピア、シロツメクサなどから、可愛らしい花をつけるベロニカオックスフォードブルーやクリーピングタイム、芝桜やプラティアなど選択肢は幅広いです。

特に人気が高いのは、踏みつけに強く横に広がって背が高くならないリッピアやクラピア、プラティアやリシマキアでしょう。

こうしたグランドカバーを折角植えたのに、いつまで立っても広がらない!増えない!とお悩みではないでしょうか?

もちろん、間隔を狭くしてたくさんの苗を植えれば、比較的早く庭一面を緑色に覆い尽くしてくれます。

しかし、それだけの苗を購入するにはなかなかお金がかかって大変です。

そこでおすすめしたいのが「挿し芽」による株の大増殖です。

お金も手間もかからず、簡単にグランドカバーを大増殖させることができるんです。

プランターや専用培土も不要!そこらへんに挿せば勝手に増える!?

一般的に挿し芽というと、元気の良さそうな枝を切り、葉数を調整して、水あげを行い、粒の細かい鹿沼土などの専用培土に植え付けます。

これで早くて2~3週間ほどで植え付け可能な苗ができますが、失敗して枯れてしまうケースもあります。

もちろんグランドカバープランツをこのように丁寧な挿し芽をして増やすことも可能です。

しかし、そもそもグランドカバープランツは踏まれても手間をかけずとも育つ強靭な生命力が特徴なんです。

だから、そんな丁寧な作業をしなくてもテキトーに挿せば増えちゃいます!

それでは実際にどのように挿し芽をするのか見ていきましょう。

今回は我が家の庭にあるリッピアとプラティアを例にとってみていきます。

グランドカバーの”雑な”挿し芽の手順

「雑な」と言うと聞こえが悪いですが、言い換えれば「めちゃくちゃ手軽で簡単」ということです。

早速実践していきましょう。

まずは今あるグランドカバープランツから、挿し芽用に何本か枝を切り出していきます。

長さは10cmくらいもあれば十分です。

こんな風に踏み石や入って欲しくないエリアに侵入している枝なんかがちょうど良いですね。

積極的に増やしたいのであれば、調子の良さそうな枝をバッサリと刈り取ってしまっても良いです。

グランドカバーは非常に強い植物なので、雑に刈り取ってもグングン育ちます。

また、刈り取った部分から分岐して更に密度を増して増えるので一石二鳥です。

刈り取った枝を、地面に並べて根っこ側に土を被せます。

これで完成。

埋める部分の葉を取ったり、水あげをしたり、専用の土を使ったりなんてしなくて良いです。

これで十分です。

写真ではプラティア(多分)を挿し芽していますが、90%以上は成功します。

こちらはグランドカバーの中で特に強いリッピアです。

雑にずらーっと並べて植えただけですが、ほぼ100%成功します。

ポイントは暖かい気温と水やり

さて、こんな雑な挿し芽ですが、一応ポイントらしいポイントとしては2つあります。

一つ目は梅雨時期を始めとして暖かい時期に行うこと。

大体梅雨~初秋くらいまでが適期と言えます。

見極めとしては、増やしたい植物の成長期を狙うことです。

例えばリッピアやプラティアなどのグランドカバープランツは、冬にはさっぱりと生長せず広がりも見せません。

しかし、暖かくなってきて梅雨時期にもなると目に見えてグングンと生長し始めます。

こうした成長期こそ挿し芽の成功確率がグンと高くなるチャンスシーズンです。

更に二つ目のポイントは水やりです。

挿し芽した枝は、根が張るまで時間がかかるため効率良く水分を吸い上げることができません。

そのため晴天が続いたり、日当たりの良い場所に植えるとあっさりと枯れてしまいます。

植える場所は出来るだけ日当たりが良すぎない場所を選び、土が乾燥していたら水やりをしてあげましょう。

植物やプランターの陰になる場所なんかが狙い目です。

日当たりが良い場所でも、乾き過ぎないように配慮してあげれば十分に育ちます。

また、梅雨時期は雨が多いので乾き過ぎる心配も少なく放置しててもよく育ちます。

まとめ

ここで紹介した”雑な”挿し芽をすることで、1つの苗から10本~20本程度の挿し芽をすることができます。

2週間もするとまた枝葉が伸び始めるので、それを刈り取れば更に20本。

梅雨シーズンだけで1つの苗から30倍~50倍くらいまで株数を増やすことが出来ます。

お金もかからず、手間もほとんどかかりません。

お金に余裕があれば、ポット苗をたくさん買ってガンガン植えこんで行くのが近道ですが、お金を手間をかけずに増やしたい場合にはこの挿し芽の方法がおすすめです。

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